2013年11月23日土曜日

Oracle VirtualBox で Windows Server 2008 R2 を動かす


Oracle VirtualBoxは大変使い勝手の良い仮想化ソフトだ。

8の少ないアドバンテージである、「クライアントHyper-V」も良いのだが、

その他が残念なので私は7のUltimateに戻してしまった。



で「VMを何に使うか」なのだが、主に仕事と趣味を兼ねたOSの調査と評価に使う訳だ。

一番はインストール手順をマニュアルにするために、VM上で撮れる画面のスナップショットが大変便利なのだ。実機ではこうはいかない。VirtualBoxはこの機能のサポートが手厚く感じる。

次に、いつもAdministrator権限で使っているため、ユーザ権限で使う場合「できない事」が多くてスクリプト等が動かなかったりするのだ。それで、実機検証用にVMが大変ありがたい訳だ。


久しぶりにServer 2008R2 Standardでドメコンを立てる必要があったので、片手間にインストールしてみた。(もちろん正規品だよ。)

その前に7をインストールした時には、ドライバ関係もノー・ケアだったが、2008R2だとネットワークドライバとオーディオ・ドライバが入らない。

それ以前にインストールで躓いたのだが。



そこでメモ。



1. 新規VMを作成する際にOSのバージョンを[windows2008 (64Bit)]とする事。

2. 上記を[other windows]にすると、後から[windows2008 (64Bit)]にしても

  いくつかの設定で不具合が出る模様。

  以下、その対策。



(1) [システム]の[拡張機能] で [IO APICを有効化(I)]にチェック。

   これをやらないと、インストーラで「0xc0000225」エラーで止まってしまう。







(2) ネットワークドライバだが、以下の設定になっていた。

   PCI\VEN_1022&DEV_2000&SUBSYS_20001022

   これはAMDの 「PCnet Fast 79C971」の様なのだが、ドライバが落とせない。

   実機ハードなら、ここは力技が必要だ。

   でも大丈夫。VirtualBoxなら詳細設定で仮想ハードを変更できる。

   7のドライバ情報を参考に、アダプタータイプを[Intel PRO/1000 MT Desktop (82450EM)]に変更する.








(3) オーディオコントローラも同様に、[SoundBlaster 16]に変更してやる。







こんな感じでデバイスドライバも全部2008R2の標準ドライバでまかなえるわけだ。



そんで、「Guest Additions」をインストールして、仮想マシンの[デバイス]-[クリップボードの共有]を[双方向]にしてやれば、ライセンスキーなどをいちいち入力せずに済む。

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