2013年11月23日土曜日

ITこじらせてタヒぬ、とは

言わずと知れたブラック中のブラックであるIT業界。
肩書がプロジェクトマネージャだろうがコンサルタントだろうが、ITそのものが主役である状況は殆ど有り得ない。99%客が居て、客の業務に貢献しなければならない。
簡単に言えば同じモルタルを練って何かを作っても、芸術家では無く、土方なのだな。

自慢するわけではないが、私はこの道25年以上、国家資格である高度情報処理技術者資格も2つ持っている。MicrosoftのMCPやMSTSだって持っている。
関係ないが書道は小学生六段、日本珠算連盟4級、日商簿記検定3級だ。

それでも、IT屋は難しく、何か良い仕事が有れば早く辞めたいのだ。
客あしらいも苦手ではないし、ITそのものは好きなんだけどね。
とにかく業界の構造が嫌。商流だ、プライムだって中抜きの構造の上位を目掛けて汲々とする営業方針。まさに建設業と同じ構造の多重請負。建設業界よりタチが悪いのは、ノープランで突貫工事をして出来上がったものが予定通りか、検証する術すら確立されていない。
マネジメントだ、受け入れテストだって、人掛かりの精神論が跋扈しているのが何よりの証左だ。

もちろん、発注側のユーザもITシステムに対するプランやビジョンを持っていないのが最初の間違いであり、それを根拠の無い価格競争の末、多重請負やオフショア(笑)などで低品質で作り上げるベンダーの姿勢が次の間違いだ。そして出来上がったクソ・システムを評価する体制すら無いのが最後の間違いだ。

まあね、ラインから外れた一IT屋でなければこんなこたあ言えないのだがね。
と言う事で、「終わった」IT屋の戯言を綴るワケ。
因みに「ITこじらせて...」はルーキー時代にある外注さん(この言い方も嫌だね)が給与遅配とかで貧乏してて、無断で休むと「あいつ、貧乏こじらせて死んだんじゃねーか?」って陰口叩いていた先輩の言葉からいただきました。

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