2014年3月29日土曜日

2015年10月17日問題

マイクロソフトのWindows8.1のサポートについて、以下のページより
引用する。

http://support.microsoft.com/gp/lifecycle-Windows81-faq

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Windows 8.1 サポート ライフサイクル ポリシー FAQ

Windows 8.1 のサポート ライフサイクルとはどのようなものですか?

Windows 8.1 には、Windows 8 と同じライフサイクル ポリシーが適用され、サポートは 2023 年 1 月 10 日に終了します。 Windows 8 のお客様は、引き続きサポートを受けるために Windows 8.1 更新プログラムの一般公開後 24 か月以内に Windows 8.1 に移行する必要があります。


Windows 8 ユーザーが一般公開から 2 年以内に Windows 8.1 に移行する必要があるのはなぜですか?

歴史的に、マイクロソフトは、Windows Service Pack に関連して類似のサポート アプローチを採用してきました。Windows Service Pack がリリースされるときに、マイクロソフトは、以前の Service Pack またはオリジナルの RTM バージョンのお客様に対して 24 か月のサポートを提供します。  一般的に単なる修正プログラムの集まりである Service Pack とは異なり、Windows 8.1 には新しい機能と強化された機能があり、Windows 8.1 は、Service Pack を導入する方法に似た方法でこの更新プログラムを導入できる機能をお客様に提供するように設計されています。そのため、既存の Service Pack サポート ポリシーを Windows 8.1 に適用します。

引き続きサポートを受けるために Windows 8 ユーザーが Windows 8.1 に移行する必要がある日付はいつですか?

2 年間の Windows 8.1 への移行期間は、RTM の 90 日後である Windows 8.1 更新プログラムの一般公開か始まります。 2013 年 7 月の Worldwide Partner Conference で、OEM 向け RTM を 8 月に提供すると発表し、今年後半のホリデー シーズンの前に更新プログラムをお客様に提供する予定ですが、現時点では正確な日付は開示していません。マイクロソフトでは、製品のリリース準備完了を判断する際に常に品質を最も重視します。マイクロソフトでは、この日付が決まりしだい、Windows 8 ライフサイクル タイムラインを更新します。 
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赤字は私の手によるものだ。
いつもの通り、回りくどい言い方でサポート期間に理屈をこねている。
8.1の公開日は2013年10月18日だったよな。
と言う事は、windows8のサポートは2015年10月17日で切れるワケだ。
XPやOffice2003のサポート切れから2年も経たずにWindows8のサポートも
切れるワケだな。

非常に示唆に富んだ文章で、常に最新OSのヒトバシラをやっている
私ですら気が付かなかったが、以下の2つの事実が明らかになっている。
1)Windows8.1はWindows8SP1である。
2)Windows7にして良かったね~って言ってると大変だ。
 最新のSP(サービスパック)を入れていないと、サポート切れになる

最初に少しだけ1)について触れると、私の知る限りwindows8.1の
インストールメディアは公開されていない。
もちろん、ボリュームライセンス・ユーザ向けなどのISOイメージはすでに
公開されているが、一般の小売店などでは媒体だけを買う事ができないのだ。
つまり、アップデートを重ねてwindows.oldフォルダが場所を取るクソ仕様。

次に、wikipediaによると、Windows7のメインストリーム サポートは
2015年1月13日まで(延長サポート期間は別)だが、その要件として
最新のSPが当てられている必要があるって事だね。
Windows7は2009年10月22日に公開され、2011年2月22日 (PST)に
SP1が公開となっているので、素のWindows7は2011年10月21日に
既にサポート切れ????

まあね、XPを使い続けましょうってな企業もかなりの数に上るらしい。
確かにアプリの互換性を考えると、このご時世だ、LAN環境だから
大丈夫、なんて安易な考え方もあるさ。
だが、警告しておこう。脆弱性は日々発見され、攻撃手法は飛躍的に
進化している。ゼロデイすら過去の遺物で、今や標的型攻撃が発達し、
水飲み場攻撃など新たな手法も編み出されている。
ヘルメットかぶればライオンのいるサバンナでも安心だもんね、って
言ってるのと同じだ。マツシマトモコさんに謝りなさい
IPSやらIDSやら、どんな高価な防衛手段を使っても、脆弱性があって
対策されないプロダクトが有ればあっという間に首を持っていかれる。

悪い事は言わない。まともなベンダーの言う事を聞いて、最新の
プロダクトを使いましょう。きちんとしたセキュリティ対策を
打たなければ本業の機会損失は投資の数百倍以上になります。
従業員の自宅のパソコンだってそうですぜ。
是非弊社にご用命ください。w

2014年3月2日日曜日

Windows8のファイル操作のハナシ

最近、本棚整理のために自炊したり、来る情報処理試験のために、
非公式の電子書籍を持っているタブレットで読む事が多い。

技術系の書籍や雑誌は厚くて重い割に必要な部分が多い。
情報処理試験の過去問題も主催しているIPAのサイトでは
採点基準や狙いを含めてPDFで公開されている。

もちろん、解答用紙は電子文書では不便なので、紙に印刷するわけだが
通勤時や寝る前など、ちょっとした時間に読めるのはありがたい。
さらに、地味に便利なのが拡大機能だ。
老眼の身としては、文字を少し大きくする、と言う紙ではできない
操作がこの上なくありがたい。

そんなこんなで、無線綴じ雑誌の解体が上手になり、スキャナで
どんどん電子化するわけだが、Windows8.1/x64だと所謂自炊
ソフトと相性が悪い。
詳細は省くがワンボタン取り込みがせいぜいだ。
このソフトとフラットベッド・スキャナの組み合わせは申し分ないのだが、
ファイル名がタイムスタンプになってしまう。
そこで使い慣れた「Flexible Renamer」の登場だ。
これが無料とは本当に頭が下がるのだが、こいつを8.1で使うと
名前の変更に必ず失敗する。
ははあ、c:\のパーミッションとか変更されてたなあ、とフォルダを
変更するも失敗。他のソフトでも同様だ。

ここで暫し黙考して閃いた。そう、管理者権限が必要なのだ。
面倒なのでショートカットのプロパティで
「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックだ。


起動時にUACのダイアログは出るが、これで連番が打てるようになった。
これ、8の時にもハマった気がするんだが、気のせいだろう。
老人力って恐ろしいな。

2014年2月2日日曜日

メール・フィルタの話

フィルタって言ってもヤクルトの元捕手じゃない。
ウチは独自ドメインでGoogleAppsでホスティングしてもらっている。
Googleさん、ありがとう。
で、家人の携帯をMNPしたついでに、独自ドメインのメールを使った
方が便利でしょって説得して、携帯キャリアのメールを卒業していただいた。
スマホなんて2年毎に乗り換えるもんなんです。
そんなに長年使えるわけが無いし、機種変更しても優遇されない。
MNPだけが2年間だけ優遇されているのです。

そんで、携帯のアドレス帳を移行して、これでメール変わりましたって
メールすれば良いよってやったワケです。
そしたらね、数人送っただけなのに2人もリジェクトされたんですな。
携帯会社からエラーで帰って来たの。これは想定の範囲内。
DocomoもメールのSPAM対策でSPFって言う送信者認証を
取り入れてるし、JPドメインの半分くらいがそれに対応している。
もっと面倒なDKIMって言うのも有るんだけど、これはJPドメインの数パーセント
しか対応していないから、これを弾くとJPドメインからのほとんどのメールが
受け取れないってワケだ。

で、ウチのドメインの管理者は当然ワタシなので、SPFくらい対応して
やればいいかなあって作業を始めたですよ。
まずは確認サイトでSPFの認証設定を確認...あれ?対応してる。
なんかDKIMまでPassのヘッダが付いてくる。
さすが、Google先生だなあ、ってなモンですが、じゃ何でハジカれるの?
そう言えば、携帯電話では「携帯電話からのメールだけ受け取る」って
謎フィルタが有るんだよなあ。携帯からだってSPAM送れるのに。
それか折角の独自ドメインなのに、「キャリア側のホワイトリスト」に無いから
ハジく。これは有りそうなんだけど、どうかなあ。
まあ、いずれにしろ、フィルタの設定を変えてくださいってワケにも行かない。

そんで、キャリアのメアドも使わなくてはならなくなったワケです。
携帯からネットを使い始めた層は恐るべしって事だな。勉強になったわ。

アフガン問題のその後

いやね、windows8だと「アフガニスタン」じゃなくて「アイスランド」が先頭だねって話。
ローカライズする時に、日本語の昇順に修正したんだろうね。

Windows7/8って大丈夫か?ヲイ

windowsXPのサービス終了まであと数か月。お陰様でIT屋には神風が吹いている。

まあね、windowsXPのローカルユーザはデフォだと数秒でパスワードが解析できたのだが、
最後まで修正されなかった様だ。いや、8桁なら総当たりでも解けるだろうよ。
ドライブごと暗号化していれば防げるが、暗号化機能はHomeにはついていない。
でも、Pro以上を使う会社だったらドメインユーザを使わせるだろうし、それなら盗聴するとか
ドメインサーバ側にアタックするとかメンドくさい。
まあね、XPはそんな脆弱性が有ったって事で、詳しく語る必要も無かろう。
それも以前のOSとの互換性が求めたためのものだった。
(日本の法律的には、意図して暗号化したものを勝手に復号することは禁止されて
 います。CDをリッピングするのはOKでDVDやBDはNG。著作権的にはどちらもグレー。)

ところがね、7/8/8.1はもっとひどいんです。詳しく書くのは避けるけど、
障碍者向けの機能を使ってPCを乗っ取れちゃうのね。
で、こいつのヤバいとこは高権限のローカルユーザを勝手に作れちゃう
事なんだ。ドヤ顔でその方法を書いている(のだと思う)人もたくさんいるんだけど、
対策できないんだから、ヤバすぎる。
簡単に言うと、頑張ってパスワード長くしたり使いまわしを止めても、ダメなんだ。
BitLockerで暗号化していても、そのマシンに鍵が有れば役に立たない。

海外のサイトを人力クロールしてみたんだが、ちょっとだけ対策方法が見えた気がする。
リソースからあるアイコンを引っこ抜いて暗号化しておくって手なんだけどね。
そんな事をしてもMS謹製の暗号だと不安なので、多少不便だがTrueCryptでも使うか。

あ、Dellとか聯想を使ってるからそもそもダダ漏れか。ははは。
Googleも使ってるし、IntelのCPUにユニークIDが有るのも個人を特定する陰謀に違いない。
もっと言うと、MSもWindowsのインストールIDをユニークにしたのは個人情報収集のために
違いない。いや、AppleもAndroid陣営もストアのIDを紐づけに...
メンドくさい.....もう、いいや。盗まれて困る秘密など無い。


2013年12月30日月曜日

お百度参り

百度とかSoftnicとか、煩わしいものが増えたなあ。
広い意味ではYahooやGoogleもやっているインストール時に「無料で」ツールバー
なんかを入れて差し上げるってヤツ。
Microsoftも業務用なんかでは専用のダウンローダが必要なものも有るので、
素人ならずともなんかオッカナイ。

そもそもiPhoneなんかなら、重要な内部コードも更改してないし、野良アプリと
呼ばれる非公式アプリは入れられないので少しは安全だ。
Andoroidなんか管理者権限はとれるわ、そもそもアプリの審査はザルだわ
(一日に数十のマルウェアが公開されているとの噂)、ひどいもんです。
でもねえ、Windowsなんかストアアプリ以外は基本、野良アプリなんです。
99%のソフトが何の認証もされてないワケ。それが事実上のスタンダードですわ。
今時、8以降はショボイとは言えウィルス対策ソフトも組み込まれている。
それでも百度の問題は今まで看過されてきたのですね。

なんでそんなに安心してソーシャルIMEだわあ、便利だわあ、って使ってきたのか。
まあね、何かの無料ソフトをインストールする時に一緒に入れますよー、タダで
って流れなんでしょうけど、「次へ」「次へ」「閉じる」って操作はモンキー・オペ
レーションと言います。知らない人にはついて行かない、タダでくれるものには
裏があるって、親や先生が言ってませんでしたか?って事です。

ウチは一応IT屋ですから、インストールしたソフトは監視されていて、好き勝手に
ソフトをインストールできません。ましてやクラウド・ストレージの利用やSNSだって
使えないわけです。それでも、標的型攻撃メールが届いてしまう事もあります。
すぐに情報企画部に通報するんですけどね。
たかだか15年前は私物のMacを会社に持ち込んで使っていたもんですが、
今やガチガチですわ。お客様、ご安心を。

で、百度ですけど、なんで気を許すかなあって事です。
こう言っちゃ失礼ですけど、見ず知らずでカタコトの日本語で話しかけてきた
人を簡単に家にいれますか?何か契約しちゃいますか?
いや、鍵渡しますか?
そういう事です。

因みにソフトを検索すると本家より上位にsoftnicなんかが来るのは
確実にSEO対策費を献上しているからに決まっています。
softnic自体は世界最大規模のソフト紹介会社ですが、抱き合わせや
専用ダウンローダー商法のため、私は使いません。
(SteamやGMGは良いのって言われるとそれまでですが)

まあね、私も聯想集団のキーボードとかタブレットを愛用してますので、
TCPSPYとかWireSharkのログ見るのが楽しみなんです。

windows8.1とMacOS

MacOSっていうヤツはGUIを世に広めた功労者と言って良いだろう。
この成功が無ければ、いまだにテキストをテコテコ打ってガタガタ印刷する、
タイピング必須の機械だったかもしれない。
それならそれで、我々IT屋にとってはオイシイ話だったのだろうがね。

事実、私がMacを使っていた頃は、テキストベースのMS-DOSやミニコン用の
プログラムを書いて、専用の事務マシン用にプログラムを作っていたワケだ。
クロス・コンパイラ(他機種用のバイナリ-実行形式プログラム-を作るモノだね)
なんて良い方で、アセンブラやらマシン語パッチやら、随分機械寄りの仕事
だったなあ。

当時はウチでもPCを出していたのだが、そのうちに、DOSが乗り、
windows2.0(シングルタスクだからsでは無かった)が乗り、早期からイベント
ドリブンのプログラムに触れる事ができた。イベントドリブンっていうのは、
簡単に言うと、あらかじめ決まった条件でイベントを発生させるオブジェクト
を用意しておき、それに対するユーザの操作で所定の動作をさせるって事。
なにやらメンドクサイ言い回しだが、画面にボタンがあって押すと次の画面
が出るとか、テキストボックスに何かタイプさせてそれを入力チェックして
データベースに登録するとか、良くある動作なわけだ。
私が幸運だったのは、私用ではMacを使っていたので、取っ付き易かった
事だな。Macにはユーザ・エクスペリエンスの全てが詰まっていた。

因みに、時代は戻るが、ウチのPC用にゲイツが書いたBasicが元になり、
NEC以外の全てのBasicになったのだ。ゲイツはウチの16bit機にエラく
感心していたとか、ウチの別館に私服でやってきてデバッグしてたとか、
ゲイツ帝国以前の話をしてくれる先輩方(みんなもうエライ人だけどね)
もいるワケだ。
ウチはどこかピントがズレていて、そこが糊代の様で好きなのだが、
Intelに騙されて誰も採用しないRISCチップを唯一採用してUnixワーク
ステーションを出してみたり、MSのサーバ向けバックオフィス製品の
認証を頑張って取ったり、イロイロやらかしているのだ。
一番は電子コピーボードだな。あの、白板のコピーを取るヤツ。
アレ、ウチが最初に製品化したのに知的財産権関係の手当てをしな
かったばかりに、販売網の強力な他社にすっかりヤラれた。
今じゃウチでも他社製品を使っている。
まあね、前社長が不死鳥計画で一度灰にしたので、今はすっかり
マトモな会社だ。問題ない。

で、GUIなんですけどね、今も昔もジョブスはMacOSっていう言葉を
使っていない。(いろんなとこで使っているような気はするけど)
良くも悪くも、ハードと一体化されたデザインの一部なのだから、
OSに呼び名など無いのだ。(笑)
iPhoneなんかのiOSも同じコンセプトだ。洗練されたデザインを実現する
ためにオーバークオリティともいえる製造工程と燃え尽き症候群に
支えられた不可分の製品、それがアップル製品なのだ。

これ、ウォズじゃできなかったよね。でもウォズが好きだな。
クローズド・コンセプトなら開けたくなる。モノがどう動くか、より、なぜ
動くかを覗いて別の動きをさせたい。ハックだな。

まあいいや。で、いわゆるMacOSなんだが、ここで言うのはBSDベースの
Mac(スティーブが返り咲いてからのヤツ)ではなく、オリジナルのMacOS。
これがソフト的にも野心的で疑似マルチタスクでありながら、ウィンドウの
複数化ができたワケだ。シンプルにして十分なウィンドウベースのソフト。
そして、DAと呼ばれるミニアプリ(電卓とかメモとか)を自由に呼び出せた。
それらはクリップボードと呼ばれる仕組みでデータを連携できたのだ。
コピー&ペーストとかね、画期的だったのよ。

Windows8.1の迷走っぷりを見ているとそれらを思い出す。
いやね、デスクトップアプリとストアアプリの関係がね、DAと通常のアプリ
みたいだなあって。それなら、ガジェット/ウィジェットの方が使い勝手が
良かったじゃん、みたいな。画面半分になったり、マウス・ジェスチャーなんて
メンドくさいのだった。Google関係のストアアプリが少ないのはオワコン臭がする。

で、MotoGP13がSteam経由だとエラーも吐かずに起動しないので、いろいろ
調べたら、MSVCR100.DLLが足りないだけだったワケ。
今時、VisualCのランタイムですか、そうですか。